「風が強く吹いている」 仲間の大事さを学べるお話です

仕事でチームと頑張る必要のある方へ

めちゃめちゃおすすめのお話です!!

 

無名の大学がたった一人のキャプテンが

1年で駅伝に出場するチームを作り上げるというお話です。

 

ざっくりとしたあらすじです。

陸上名コーチを父にもつ「清瀬灰二」キヨセハイジ は

高校時代に命をかけてきたのに途中で膝を故障してしまいました。

父の期待に応えられず、弱さに負けてしまい陸上をやめました。

その後陸上で全くの無名の寛政大学(法政大学がモデル???しかし法政は駅伝強い)

入学しました。

 

しかし 膝の故障からリハビリに耐え 走りから逃げたものの

高校時代の陸上の友人「藤岡一真」が六道大学にて走っていたのを見て

 

やっぱり

走りたい。

と心の底から思い直しました。

そして

部員0のところから

寛政大学 陸上部のオンボロ寮「竹青荘」にて

駅伝のメンバ−10名を集めることを決意しました。

 

待つこと4年、

「蔵原走」クラハラカケル と運命的に出会い、

10名がやっと揃い、全くやる気のなかった10名を全員エンロールして

駅伝を目指すことにしました。

 

そこから何か月

 

ど素人の集まりのチームを

ハイジは

寮長兼キャプテン兼監督兼マネージャーの4つ草鞋を履きながらみんなを導き鼓舞し、支えつつときには倒れてしまったりもしながら

仲間もそれに呼応し どんどんチームに仕上がっていきます

 

ど素人が周りの基準と比べるところをハイジはチームで勝つことみんなと頂点を目指すことを決めてリーダーシップを取り続けます。

そんな中

いくつものドラマが起こります。

 

 

このドラマが本当に何度も何度も見直してしまうくらい

すごいので

これを描き切るのは大変です。

しかし

あえてをあげるならここ!という幾つかをお伝えします

 

名場面その1

初期の時のまだ王子がタイムが上がらないときに

一番遅い王子の後をゆっくりついて鼓舞しながら応援するハイジを見て

そこまで頑張る必要があるのかとカケルが問う場面

 

 

走(かける)が灰二(ハイジ)に

「そんなに走りたいなら、自分一人で走ればいいのに

そういうことでしょ、走るって。」

 

灰二(ハイジ)

「どんなに一人で走っても

本当は一人じゃないんだ

いつだって誰かと一緒に走ってるんだよ」

 

?????

この意味は 一見

 

はあ??

って思いますよね

そうわたしももし昔 チームで勝つことの意味を知らない時代に聞いたら

なんだそりゃ

と思っていました

 

しかしこれが深い!!!

一人でやってるけど一人じゃない

たくさんの仲間の支えや応援切磋琢磨するライバル

誰かのために頑張りたい

頼られている喜び

あらゆるものが詰まっているんです

それを

一度挫折して復活したハイジはわかっていて

カケルに教えてようとしているんですよね

 

深い!!深い!!!

名場面すぎます

 

ここではしかしカケルは 意味わからん という顔をしてましたね

 

 

名場面その2

 

 

 

人のペースに惑わされるな

 

 

俺は今猛烈に感動している

たった1週間で

やればわかるやらなければ一生わからん 

燃えよペン  島本和彦

 

だから嫌いなんだ

勝ち負けだ

レベルが高いとか低いとかそんな次元でしかものを語れない

僕は走るのは嫌いだけど

人のすることをとやかくいう人はもっと嫌いだ

 

この人たちが仲間かどうかよくわからない

 

でも少なくとも僕を

僕の趣向や価値はちゃんと認めてくれてるんだ

この人たちにレベルの高い低いは存在しない

あるのはそれぞれが 誰なのかということだけだ

 

 

 

 

 

 

無駄だ お前は自分自身が見えてない

 

この一年を全部無駄にするっていうんですか

無駄になる

今ちゃんと記録を出しておかないと・・・

 

記録が全てなのか?

お前の望む走りとは

スピードだけを求める

遅れるものを置き去りにするような走りなのか

 

 

「俺たちがやってるのは競技です

箱根の予選会に出られるかどうかも確かじゃないのに

あの人たちに合わせてなあなあで走って立って早くなんか・・・」

 

 

「なあなあで走ってる者はここにはいない!」

「みんなが精一杯努力してることをなぜ認めようとしない」

 

「お前よりタイムが遅いからか?

お前の勝ち基準はスピードだけなのか?」

 

「だったら走る意味はない!

 

新幹線にのれ!

飛行機に乗れ!

 

そのほうが早いぞ?!」

 

「・・・気づけよ。カケル」

 

「速さを追い求めるだけじゃダメなんだ

そんなのは・・

むなしい・・・」

 

 

競技は競い合う者です。

だから

一番を取ること

速さで勝負すること

記録を上げ続けること

数字として勝つこと

それはとてもとても大事です。

 

でもそれだけじゃない

みんなと一歩一歩進むこと

達成を分かち合うこと

喜び合うこと

成長しあうこと

 

そういったことが

めちゃめちゃかっこいいです!!!